日本の民俗衣装を美しく着こなすために
京都清水寺で多くの外国人観光客の着物姿を見ました。
日本の民俗衣装である着物に興味を持ってくれていることはうれしい半面、季節感というか何かしっくりこないものがあり、複雑な思いも持ちました。
振り返って私達はどうでしょう。
昔は母が娘に着物の着付けをする等、日常の暮らしの中で自然と着物に親しむことを覚えました。
季節ごとの取り合わせや紐や帯の締め具合等は体験しながら身に付けたものですが、昨今はこのような機会も少なくなったように思います。
着物の着付け教室では、最初は長襦袢を、次に小紋や名古屋帯からはじまり、着物を美しく着こなすための細かいテクニックやいろいろな帯の結び方等、段階を踏んで習っていきます。
やがて他の人に振袖を着せてあげられるようになりますし、師範としての資格を得ることも可能です。
着物の着付けを基礎から学び、美しい着付けを身につけて颯爽と歩くことができたら楽しいことでしょう。